お客様用意の障子紙について

2019/11/05 ブログ
お客用意 障子紙

こんにちは。

金沢屋府中店 川上です。

 

 

本日は少々困る お話。

お客様が紙を準備して「障子につけてくれ」と

依頼される場合です。

 

 

障子は特にお客様が自身で張る事も多い為、

プロなら尚更 簡単にできるだろうという考えで、

ご自身でホームセンターで買ってきたものを

張り替えてほしいという依頼があります。

 

正直に言って、プロと素人の仕上がりを比べて欲しくないのですが、

とはいえ、やれない訳ではありません。

はっきり言ってホームセンターのDIY用 障子紙など、

紙とはいえないもの(ポリエステル60%)や、

粗悪な低価格品も多くあります。

 

それをプロの仕上がりとして提供するのに、

勇気がいる事も事実なのです。

 

 

"プロレベルとして"失敗な出来でも、

リカバリーできる余剰枚数がある場合や、

質的に許容できる紙である場合には張替え実施しています。

 

 

模様にこだわる方はホームセンターの障子紙を

使うようですが、

そのような紙は紙繊維を使っておらず、

もはや布に近いといえます。

 

紙の特性(呼吸)は以前に書いた通りですが、

プロとして快適な住環境を提供する大命題において、

そういった多彩な模様の障子紙を

当店でラインナップしていない理由はそこにあります。

 

 

そもそも、

現代における障子紙は強度・価格を求める為に、

和紙の素材は使われていません。

はっきり言って和紙ではないのです。

パルプを使った“洋紙”です。

(かなり高価格で、手漉きの障子和紙は存在します。)

 

 

それでも、紙の特性(呼吸)をより強く出すべく

工夫がされているのですが、

それの点を考慮していない 模様に凝った障子紙もどきには

関わりたくないのが本心です。