色を塗るって大変だ。

2023/06/30 ブログ
色塗り1

色を作り上げるって大変ですね。

年末 特殊オーダーの 一光景。川上は1週間 悩みました。

ウレタンとかアクリルとか ステインとか、なんじゃそりゃ〜!


 

 

 

こんにちは。

金沢屋.府中店 川上です。

本日は特殊オーダー

「カタログにある襖枠・引手が欲しい」

「無ければ 襖の枠を色塗りして欲しい」

です。

 

 

 

いやー、断れなかったんです。

お客様とても人間味のあるご夫婦で、私も好きでした。

この人達のオーダー断って何か独立した意味あるかっ!

って勢いで 受けてしまいまいした。

 

奥様に三つ指ついてお願いされた 事も初めてだったので、

「逃げられん...」

 

と腹をくくった川上です。

 

色塗り2

塗料 色々 買ってきて、

マホガニー やら オーク やらチーク、オールナット。

つやあり、つや消し... そもそも ステインって何?

という状況でした。

 

 

ネットで勉強して、意味は理解できましたが、

後は割合 1:2、1:2:2、などなど などなど、

 

無限の選択肢から導き出すって、永遠の作業に思えました。

1週間 悩んだのもさもありなん…。

 

 

目指すは、現状のお客様宅 和室の内装と同じ色。

(つまり経年した木色)

 

引手

引手は色がついていてニスでコーティングしてあるので、

ヤスリで全面削って、着色します。

 

 

色塗り3

唐紙を張り替えた襖に サンプルの色を横置きして、

イメージを確かめます。

 

 

お客宅の現在の内装に合わせるのに、

そもそも現場ではなく 作業場で色作りすることの難しさ、恐怖。

 

色塗り4
色塗り5
色塗り6

そして、

最終的に仕上がったのが、これっ! ↑

 

 

いや〜、やりました。頑張りました。

普段 お客様に言ったりしないんですけど、

「ホントに頑張った」 と言ってしまいました。

楽勝でしたみたいな余裕の顔はできず、自慢しちゃいました。(;^^)

 

 


思えば、

そもそもカタログと同色の襖縁がないか探したり、

材木屋さんを回ったり、

関係者に相談したり、

前段階でいろいろやってみましたが、

全員が “関わりたくない” 雰囲気だったのは、

こういう訳だったんですね。

 

 

 

そんな中、

材木屋(銘木屋)さんとの話の中で、

 

「内装の木材は 色を揃える為に 着色されている」

 

と聞いたことがヒントでした。

自分で色を塗れば良いんだと、光明が刺したものの、

そこからもまた無限地獄 ... という一件でした。

 

 

 

もう2度とやらないです。😤

 

 

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張替本舗 金沢屋 府中店

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